釜山3泊4日の旅【後編】〜一枚だけスケッチ〜

港の夜景を眺めながら過ごした夜が明け、いよいよ3日目。
最後の釜山散策を楽しむ日です。


モモスカフェでの優雅な朝
3日目の朝は、ホテル近くのモスカフェで優雅な朝食タイムから始まりました。
影島(ヨンド)の海沿いを歩きますが工場とか錆びてまだ使われているかわからないような古い船が置き去りにされてるような風景と倉庫、こんなところにカフェが?


このモモスカフェはワールドバリスタチャンピオンになった女性が今でも研究を続けているらしいです。
韓国のカフェブームの中でも最も先進的なカフェとして話題のところです。
でも意外と年配のお客さまもいらっしゃいました。


独特なロケーションで飲むコーヒーは格別でした。



しかし、みなさんこんなところまでどうやって来るのかな?
また、コーヒーを淹れてくれるボーイはイケメンばっかり揃えてるんだか目の保養です。
モモスカフェでのんびりと過ごした後、釜山最後の散策へ出発です。
南浦洞散策〜屋台グルメと最後の自由時間
南浦洞(ナンポドン)
南浦洞(ナンポドン)のBIFF広場周辺へ繰り出しました。
まずは屋台でホットクをつまみます。
前回もホットックは、食べましたけどここのは食べていません。
何しろいつもすごい行列です。


しかし、今回は連れもいたのでわいわいおしゃべりしながら並べました。
種入り、シロップ、チーズ入りと選べます。
そして、今回は初夏の渡韓だったので前回食べることのなかったかき氷にトライしました。

どれもおいしそうだけど独りじゃ食べきれなさそう~
3人だったのでマンゴーをひとつとピザトーストを頼むとココナツのタピオカとタンブラーまで景品?なのかもらいました。



タンブラーは今回経理を担当してくれたK子さんへ譲ることにしました。
大きくてしっかりしたタンブラーでどういう条件でもらえたかもわからず
氷の上にたっぷりとのったマンゴーの甘酸っぱさが、歩き疲れた身体に染み渡りました。
釜山の屋台グルメは本当に美味しくて、歩きながらつまみ食いするのが楽しいです。
その後、自由時間
15時30分に韓定食のお店に集合の予定、それまではそれぞれが自由行動の時間に。
私はもう一度、タッパコル壁画村を訪れることにしました。



前日は別のルートでタクシーで登りましたが今日は歩いて、地図では近そうだったのに・・
心臓破りの階段、車ないと生活できないでしょう?
今度こそスケッチを描こうと意気込んでいたのですが、あいにく雨がぽつぽつと降り始め、さらに集合時間も迫っていたため、結局また描くことは叶わず。


少し残念でしたが、集合場所へと向かいました。

クンチブ韓定食での締めくくり
夕方は「クンチブ(韓国語で大きい店)韓定食」で本格的な韓国料理のコースを堪能。
色とりどりの小皿が並ぶ様子は見た目にも美しく、それぞれの料理が絶妙な味わいで、韓国の食文化の奥深さを改めて感じました。

この韓定食も一人ではなかなか入れないのですごく楽しみにしていました。
期待を裏切らない品数とお味でした。
仲間たちと料理を分け合いながら、旅の思い出話に花を咲かせ、充実した最後の食事を過ごしました。
「今回も楽しかったね」「次はいつ来ようか」なんて話をしながら、3日間の出来事を振り返る時間は、旅の醍醐味の一つです。

スケッチは結局一枚も描けそうにないなあ…

帰国〜雨の夕景
釜山港へ
朝からぽつぽつ降っていた雨、韓定食を食べた後、傘を差さないと歩けないくらいに降り出しました。
そんなときに船で食べる予定だったサンドイッチを購入したお店の方がなんとホテルにて荷物をピックアップしてくださった後に釜山港まで送ってくださいました。
その方は韓国人でしたが日本語がペラペラ、外国語の勉強を難しいと日々感じている私から見ればうらやましい限り。
次回、釜山に行くことがあればこのお店にも寄りたいなと思いました。
帰国
購買欲の強い私以外の3名は釜山駅でもさらに何かを買うために走り回っていてお名残り惜しい雰囲気でした。

よくもこんなに買うものがあるものよ~
私は買わなかったけど前回、釜山駅で見つけて気になっていたマッコリの店に寄って味見して・・うんまい~
おみやげとして買うことはなかったけど1杯分、買ってフェリーの待合室で飲みました。

バタバタと釜山港からフェリー「かめりあ」に乗船し、3泊4日の旅に別れを告げました。
デッキから見える釜山の街並みが小さくなっていく様子を眺めながら、ただひたすら眠い・・ではなく、今回の旅を振り返りました。
旅の充実200%
今回の旅を振り返ってみると、スケッチは一枚しか描けませんでした。
でも、私以外の旅の達人さんの行動力ってすごい勉強になりました。
ハラボジとの心温まる再会、一緒に食べた美味しい食事、そして最後に描いた港の夕景。
これらすべてが、この旅をかけがえのないものにしてくれました。
特に、前回お世話になったハラボジに無事お礼をお渡しできたことは、今回の旅の大きな目的の一つでした。
言葉や文化の違いを越えて生まれる人と人とのつながりは、どんなスケッチよりも心に深く刻まれるものです。
一人でじっくりと絵を描く旅も素晴らしいけれど、みなと一緒に過ごす旅にはまた違った価値がある。計画していない場所に連れて行ってもらったり、一人では入りづらい店に一緒に入ったり、そういう体験も旅の醍醐味です。
私が買い物やおしゃれなカフェにあまり興味がなくても、他のみんなの好きなことに付き合うことで、新しい発見もありました。
そして何より、彼女たちと過ごす時間そのものが、なにものにも代えがたい思い出となりました。
次回こそは、もう少しスケッチの時間を作れるといいな…そんなことを思いながら、すでに次の旅への期待が膨らんでいました。
でも、もしまた時間がなくても、それはそれで、その時にしか味わえない旅があるのでしょう。
〈釜山3泊4日の旅 完〉
次の旅はどこに行こうか…そんなことを考えながら、また新しい冒険への想いを膨らませています。
