今日の一枚<ハイビスカス>

今の時代、誰でも社会に向けて自分の考え方やメッセージなど情報を出していけるようになっています。
たとえば、絵を描く人にとってSNSもブログも無かった時代では自分を発信していく方法がなくて有名な画家であるか公募展で発表するしない限り誰知る由もなく、ただ絵を描くことが好きで一人で楽しんでいるみたいなことですよね。
それが今ではあらゆるプラットフォームが利用者に使いやすい形、拡散されやすい形で完備されているので、恵まれてるなぁと思います。
ただ、自分もそうですが大きい絵を描くことが減ってきているなとも思います。
私にとって大きい絵を描く=公募展に出す、以外の必要性がなくて20号より大きい絵を描かなくなりました。
部屋に飾るのもじゃまでしかなく・・
それはそれで潔く「私は20号までしか描かない」宣言をして気持ちはラクになりました。
けっこう周りからは大きい絵を描いて公募展に出すことを勧められますが・・
20号でも出せる公募展には年に数回は出しています。
最近はInstagramに合わせて正方形の絵まで描くようになりました。
こういうことも時代の流れだなーと感じます。
暑さ100%

まず最初にハイビスカスを描きました。

お顔を描きました。
ちょっと悲しい顔をなさっています。
沖縄にこんな民話がありました。
~ 妖精の王女が、”ハイビスカスの花におしべを縫い付ける仕事”を、母である女王より言いつかった。しかし彼女は裁縫などしたことがなかったので、指を針で刺してしまった。
ハイビスカスに怒った王女は、花をグシャグシャに踏みつけた。
その後両者は和解したが、ハイビスカスの中央に滴り落ちた王女の血の跡は消えることがなく、このためハイビスカスの中央は、赤いのだという ~

水彩画F30号
一人の女性の後ろ姿と全面向きを重ねています。