一枚の絵から<薔薇の花>
藍色
花と街と人と
G-6RJ0BNSM0N
今の時代、誰でも社会に向けて自分の考え方やメッセージなどの情報を出していけるようになっています。
たとえば、絵を描く人にとってSNSもブログも無かった時代では自分を発信していく方法がなくて有名な画家であるか公募展で発表しない限り誰知る由もなく、ただ絵を描くことが好きで一人で楽しんでいるみたいなことでしたよね。
それが今ではあらゆるプラットフォームが利用者に使いやすい形、拡散されやすい形で完備されているので、恵まれてるなぁと思います。
ただ、その反面、自分もそうですが大きい絵を描くことが減ってきているなとも思います。
私にとって大きい絵を描く=公募展に出す、以外の必要性がなくて20号より大きい絵を描かなくなりました。
部屋に飾るのもじゃまでしかなく・・
それはそれで潔く「私は20号までしか描かない」宣言をして気持ちはラクになりました。
20号でも出せる公募展には年に数回は出しています。
最近はInstagramに合わせて正方形の絵まで描くようになりました。
こういうことも時代の流れだなーと感じます。
人の絵を見て「こんな絵が描いてみたな」って思うことがちょくちょくあります。
自分の絵というものが定まっていないので(人に言わせると私の絵はすぐわかる、らしいですが)あれやこれやと試してしまいます。
この絵もそんなフラフラした私の絵の一種です。
それでこの絵を美術展に出品しました。
評価は「上半分はすごくていねいに描かれているのに下半分は力が抜けてる」と言われました。
たしかにそう言われればそうですがいろいろ描き足せばよかったのでしょうか?
最近、「日本水彩」展へ行ってきました。
比べ物にならないくらい私の絵は手の入れ方が足りないようです。
もっともっと描き込まないといけません。