一枚の絵から<THE・桜島>

今の時代、誰でも社会に向けて自分の考え方やメッセージなどの情報を出していけるようになっています。
たとえば、絵を描く人にとってSNSもブログも無かった時代では自分を発信していく方法がなくて有名な画家であるか公募展で発表しない限り誰知る由もなく、ただ絵を描くことが好きで一人で楽しんでいるみたいなことでしたよね。
それが今ではあらゆるプラットフォームが利用者に使いやすい形、拡散されやすい形で完備されているので、恵まれてるなぁと思います。
ただ、その反面、自分もそうですが大きい絵を描くことが減ってきているなとも思います。
私にとって大きい絵を描く=公募展に出す、以外の必要性がなくて20号より大きい絵を描かなくなりました。
部屋に飾るのもじゃまでしかなく・・
それはそれで潔く「私は20号までしか描かない」宣言をして気持ちはラクになりました。
20号でも出せる公募展には年に数回は出しています。
最近はInstagramに合わせて正方形の絵まで描くようになりました。
こういうことも時代の流れだなーと感じます。
これが桜島?
私、桜島嫌いです。
それは火山灰が降るからです。
実際に鹿児島市内に住んでる人は口ではなんとでも言えますが「桜島嫌い」な人は一定数います。
今はかなり穏やかに過ごされていますが一時期はひどく活発に行動されていて毎日のようにガラスが割れるような振動が起こり、その後モクモクと噴煙が上がり、その次は大量の火山灰、火山灰と言ってもひどいときは極小小石みたいなのが降ってきて服も髪も真っ白、目は痛いし洗濯物は干せないし窓を閉めていても部屋中がザラザラ・・
愚痴ってしまいました。

段ボールに描いています。
アクリル画です。

私はこの桜島の上の赤いところが好きだったのですが絵画教室の講師にカットされてしまいました。
なんだか平凡になっちゃいましたね。