60歳から始めたイラストAC投稿、2年間の軌跡とささやかな達成感

~趣味が誰かの役に立つ喜び、あなたも一歩踏み出してみませんか?~
「趣味で絵を描いてるけど、ネットに投稿してみようかな?」 「イラストACって聞いたことあるけど、実際どうなの?」 「年齢的に今さら…なんて思ってるけど、ちょっと気になる。」
そんなあなたに向けて、このブログ記事をお届けします。

こんにちは! この記事では、私がイラストACに素材を投稿し始めてからの約2年間の活動記録と、その中で得られた「ちょっと役立つ体験談」をご紹介します。
🎨趣味の延長線上で始めたささやかな活動が、思いがけず「やってよかった!」という達成感につながりました。この記事が、なにか新しいことを始めたいと思っている方、特に「もう若くないし…」と感じている方の背中を、そっと押せたら嬉しいです。
あっという間の2年間:私のイラストAC活動記録
私がイラストACに最初の素材をアップロードしたのは、2023年4月24日。時が経つのは早いもので、もうすぐ投稿開始から丸2年を迎えようとしています。
これまでの私の活動を数字で見てみると…
- 投稿数: 44点
- ダウンロードによる収益: 約561円
「え、それだけ?」と思う方もいるかもしれません。でも、私にとっては、自分の描いたものが誰かの役に立ち、ささやかながらも収益を生み出しているという事実は、充分すぎるほどの手応えであり、大きな励みになっています。
「続ける」ことの難しさと、乗り越えた先に見えたもの
「よし、これからは毎日投稿するぞ!」 そう意気込んでも、気づけば数日、数週間と手が止まってしまう…。そんな波を何度も繰り返しながらも、なんとかここまで続けてくることができました。
描けば誰かが見てくれる。そして、ほんの少しでもダウンロードされる。その喜びは何物にも代えがたいはずなのに、なぜか筆が(私の場合はペンタブが?)止まってしまう。
その理由は、きっと自分自身でハードルを上げてしまっていたから。「もっとうまく描かなきゃ」「ちゃんと意味のある、使われる素材にしなきゃ」「他の投稿されてる方のイラストが立派すぎる」「タグ付けも完璧にしないと…」考えれば考えるほど、プレッシャーで手が動かなくなってしまうのです。
でも、試行錯誤を繰り返す中で気づきました。完璧じゃなくても、不器用でも、とにかく「続ける」こと。 そうすれば、ちゃんと誰かに届くんだ、と。今はそう実感しています。
🎨「一度アップすれば、あとは“描いてない日”にもダウンロードされる」――そんな小さな不労所得が、ストックイラストの醍醐味です。
ちょっと嬉しいご報告:海外ランキングあり
つい先日、嬉しい発見がありました。イラストACには、投稿した素材が自動的に海外向けのサイトにも掲載される仕組みがあります。その海外サイトでのダウンロード数を元にしたランキングを何気なくチェックしてみたところ…
なんと、全137,395人中、780位!
もちろん、トップランカーというわけではありません。でも、プロでもなんでもない、趣味で始めた私の素材が、これだけ多くの人の中でランクインできた。地道に続けていれば、ちゃんと届く場所があるんだと、少し誇らしい気持ちになりました。
見えてきた傾向:どんなイラストがダウンロードされる?
これまでに52点のイラストを投稿してみて、どんな素材がダウンロードされやすいのか、少しずつ傾向が見えてきました。
よくダウンロードされているイラストの特徴:
- シンプル: ごちゃごちゃしておらず、一目でわかりやすい。
- 使いやすい構図: 他のデザイン要素と組み合わせやすい。白背景なども人気。
- 色数が少ない: デザインに馴染みやすい。
- 明確な使用目的が想像できる: 「アルバムの飾りに使えそう」「書類の挿絵によさそう」など、具体的な用途がイメージしやすいモチーフ(例:シンプルなフレーム、箱、スマホ画面など)。
🎨反対に、残念ながら一度もダウンロードされていない作品もあります。今思えば、タグの選び方が悪かったり、そもそも需要の少ないニッチなテーマだったのかもしれません。最近は、これらの反省点を活かし、タグの数や内容にも気を配りながら投稿するように心がけています。
イラストAC活用!ちょっとしたコツと豆知識
ここで、私が2年間で感じたイラストAC活用のコツを少しだけご紹介します。
- 審査について
- 投稿した素材は審査があり、タグの内容やイラストによっては「リジェクト(否承認)」されることもあります。
- でも、心配はいりません!修正して再提出できるので、諦めずにチャレンジすることが大切です。
- タグの工夫
- 同じ意味の単語を重複させるのは避けましょう(例:「お菓子」と「スイーツ」両方入れるのではなく、どちらか一方や、より具体的な言葉を選ぶ)。
- 具体的で、かつ検索されやすそうな需要のあるキーワードを選ぶのがポイントです。
- フツーにタグ付けが一番苦労
- ダウンロードされやすい素材の傾向
- 前述の通り、シンプルで明るめの色使い、白背景、説明的すぎない構図、使い道が想像しやすいモチーフが人気な傾向にあります。
- 上位ランカーはどれくらい投稿してるの?
- 少し調べてみると、上位ランカーの方々は数百点、中には数千点という単位でイラストを投稿されているようです。(例:約3,000点投稿でランキング100位以内、約160点投稿で月平均14,000円・ランキング190位〜300位、など)
- これを考えると、44点の投稿で780位というのは、私としてはかなり健闘している方なのかもしれない、と自分を励ましています(笑)。
「海外サイトランキング」って何?
先ほど少し触れましたが、イラストACに投稿した素材は、自動的に以下の海外向けサイトにも公開されます。
- Silhouette AC (英語圏向け)
- Illust AC (多言語対応)
そのため、日本のユーザーだけでなく、海外のユーザーにも自分のイラストが届く可能性があるんです。
国内ランキングと海外ランキングの違い
ランキング種類 | 対象となるDL数 | 特徴 |
---|---|---|
国内DLランキング | 日本のユーザーによるDL | 日本語タグが重要。季節の行事や日本特有の素材が強い傾向。 |
海外DLランキング | 海外サイト経由でのDL | 英語タグが重要。シンプルで文化に依存しない素材が好まれる傾向。 |
🎨特に海外ランキングは、国内に比べてライバルがまだ少ない可能性があり、シンプルで説明的すぎない素材が好まれるため、工夫次第でランクインのチャンスが広がります。英語のタグをしっかり入れておくことが、海外ユーザーに見つけてもらうための鍵になります。
これからの目標:マイペースに「頑張りマッシュ!」
現在、新しいイラストをいくつか準備中です。まだ審査待ちのものもあるので、結果が出たら、またラインナップを見直して、次の制作につなげていきたいと思っています。
「毎日アップするぞ!」と意気込むのは、今の私には少しハードルが高いかもしれません。でも、「描けば、届く」という確かな実感を得られた今、自分なりのペースで、またコツコツと描く生活に戻りたいと思っています。
▲私のマイページはこちらからご覧いただけます。

頑張りマッシュ!
宣言します!再始動です。
終わりに:60歳からでも、遅すぎることはない
私がイラストACへの投稿を始めたのは、60歳になった年のことでした。 「今さら新しいことなんて…」そんな気持ちがなかったわけではありません。でも、思い切って一歩を踏み出して、本当によかったと思っています。
気がつけば2年。 描いたイラストはまだ52枚。収益だって、ほんのわずかです。 それでも、海外ランキングで13万人以上いる中で780位という結果を出せたことは、私にとって大きな自信になりました。
イラストを描くのに、特別な道具や体力は必要ありません。パソコンやタブレットがあれば、あとは在宅で、自分のペースで、楽しみながら続けられます。 そして何より、「自分の描いたものが、どこかで誰かの役に立っているかもしれない」――そんな喜びを感じられるのが、一番の魅力です。
特別な才能も、プロとしての経験もない私でも、少しずつですが形になってきました。
だからこそ、この記事を読んでくださったあなたに、心から伝えたいのです。
「60歳を過ぎてからでも、なにかを始めるのに遅すぎることは、絶対にない」 と。
ほんの小さな一歩でも、続けていれば、きっと何かに届きます。
私もこれから、自分なりのペースで「頑張りマッシュ」していきます! 次は、あなたの番かもしれませんよ😊
「興味はあるけど、何から始めたらいいかわからない…」 「絵の描き方も、投稿の仕方も不安…」
もしそんな方がいらっしゃったら、どうぞ気軽に声をかけてくださいね。 私でよければ、描き始めのこと、タグの付け方の工夫、審査になかなか通らなかった時の経験談など、実体験をもとにお話できます。
60歳から始めた私でも、ここまで来られたのですから。あなたもきっと大丈夫。 一緒に、イラスト制作の楽しさを見つけていきませんか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
