ボールペンで描く猫の世界 - シンプルな道具で生まれる豊かな表現
藍色
花と街と人と
G-6RJ0BNSM0N
「“暗闇の中の一筋の希望”を絵に託して」
依頼主さまとの出会いは、記憶に蓋をしていた気持ちに向き合いたいという思いから始まりました。(写真はないということでした。)
現地の風景だけでなく、依頼主さまのご主人や少年の心情も丁寧に伺いながら、構図や表情、光のイメージを何度も追い詰めました。
10年以上前、イラン・シーラーズの路上で出会った小学生くらいの少年。
彼は、街灯の下で宿題をしながら、ポケットティッシュやプラスチックおもちゃを売っていました。
自分はこじきではない、プライドを失わずに働いているんだと言った彼の言葉は鮮烈で、ずっと心に残っていた――。


まさに「コラボレーション」のような、共同制作のプロセスでした 。
その後、F15キャンバスから紙を丁寧にカットし、裏表に広幅用紙を広げて筒に作品を丸めてさらにプチプチで巻いて段ボールでくるみました。
ヤマト宅急便 80サイズで発送しました。

「暗さの中に明るさを感じ、ズボンや靴の水彩の良さが出ている」
とのお言葉をいただき、一安心。
この作品は、ただのイラストではなく「記憶」と「共感」を伝えるコラボレーションでした。
このような“心を込めた制作プロセス”に興味がありましたら、ぜひコメントやメッセージをいただけると嬉しいです。
また、イラストのご依頼や制作に関するご相談もお気軽にどうぞ。
