60歳越えだけど簿記の資格に挑戦2

簿記の勉強をすることになりました。
それが何に役に立つのかはわかりませんが
まずは勉強することに対する意欲があるうちに学べることは学んでおきたいと思って挑戦することにしました。
公民館3カ月講座を週に2時間受講しました。
この講座が終わるまでに簿記3級を受かることを目標にしています。

簿記の講義(2時間×15回)
購入させられたテキスト
簿記講義の内容とスケジュール

地区の公民館にて週に2時間の講義、全15回です。
途中で休憩も入るしだいたい早めに終わるのでトータル30時間もないです。
独学でも100~150時間と聞きましたからぜんぜん足りませんが・・
このカリキュラム表を見ただけでかなりハードですがさらにスピードアップで、カリキュラム表より授業一回分早送りです。
ですから、講義を受けるだけではまず、簿記を理解することはムリです。
まず、講師は私たちのほとんどが少しは簿記について少しは知ってる体(てい)で話してきます。
受講生は24名です。
そんなに若い人もいませんが仕事で会計(的)なことをしている人もいるのですからまったくの未経験で高齢な私はかなりヤバい・・
最後まで受けることが目標😂
講義で配られたもの
テキスト以外に財務諸表と精算表というプリントをもらいました。
このプリントはとても重宝して最後の最後までボロボロになるまで見倒しました。
「簿記の5要素と貸借対照表&損益計算書について」

なるほど~
これが勘定科目でこれを最終的に覚えないといけないわけね
ということを理解しました。
フツーに日常生活で使うような言葉もあるけど聞いたこともない言葉もあります。
しかもそれが資産であったり負債であったりします。
進み方
早すぎます
講師の先生は教科書をすごい勢いで読んで「ここが大事です」印(しるし)付けてください」って言われるので言われたとおりに線を引いたり囲ったりするのに追いつくだけで精一杯です。
わからないところは遠慮なく質問してくださいって、ムリでしょ!

どこがわからないのかもさっぱりわからない!
遅刻したときや欠席のときはどこまで進んだのか隣の人に聞きます。
最終的に私は一回だけ早退&欠席しました。
おさらい
授業の最後に本日習ったところを巻末の問題集で解くっていうんだけどわかるわけないわ~
再度「わからない方は恥ずかしいって思わずに質問してください」って言われるも誰も手を挙げない、
「すべてわかりません」とか「どこがわからないのかさっぱりわかりません」って言ったら恥ずかしい質問ですか?
何と答える先生?
よく先生は「だいたいわかりましたか?」という問いかけますがうなずく生徒も複数いました。
たぶんこういう方々は普段から簿記を仕事で使っているか、以前に簿記に挑戦した方々でしょう。
以前に挑戦して挫折したという方が複数いましたから。
私も挫折組に入るんでは?と心配しますが・・
でもそこは私も事前に覚悟していてそのために家で計画的に?勉強しているのですから徐々にはわかってきてるのでしょうか?
講師の先生はテキストをどんどん読んで重要なところに線を引かせます。
どんどん進んでひとくくりが終わると必ず「だいじょうぶですか?」と聞くんですが、

いや、だいじょうぶなわけない
なんて言う人はいません。
このペースを乱すわけにはいきません!
最後に問題を解かせる段階で減価償却費について質問をする人がいましたがその説明をするために10分くらいかかっていたので一つ質問したら際限がないでしょう。
振り落とされないために
だから家で復習をしないとたぶん、ダメです。
怒涛の授業の終わりに毎回、今日習ったところのテキスト付録についている練習問題を解く、という試練、最初のころはぜんぜん解けなくてこの時間が「いや~」だったのですがだんだんとちゃんと時間内に解いて間違いも減っていきます。
少し楽しくなった簿記の勉強
講師の先生が「簿記は解いているとだんだん楽しくなっていきますよ」と言われて最終的には「本当にそうだ」と思いました。
そして先生が「高校生じゃないので何度も何度も繰り返さないとできるようにはなりません」とも言われてそうだ!と納得するのでした。
高校生というか若い人がYouTubeで2週間で合格とか上げていますが

そりゃ若い人だからだよ~
頭も、ですが私が一番、劣ったな~と感じるのはなんと言っても集中力のなさ!です。
家で勉強していると自由にできるから、というのもありますがぜんぜん長続きしないんですよ~
そしてちょっと難問とか、考えないとできない問題にぶつかるとすぐに嫌になります。
私のお隣の席にいる彼女は(隣はずっと変わりません席替え無し)若い人ですが授業の内容についていけてるのか?ついていってないのか?わかりかねました。
でも、授業にて帳簿付けに入って初めてそのことを問うチャンスがきました。
帳簿付けは私はまったくの未経験ですから授業を聞いてもイメージがわきません。
見たこともないのですから。
たぶんそういうのって教える側も想像できないと思います。
それで、思い切ってお隣の彼女に聞いてみました。
「仕訳表を見たことある?」かどうか聞きました。
「仕事で使ってます」
なんと!
そして彼女は仕事で使っているノートを見せてくれました。
仕訳表って今はPCでやっているのでノートにPCからプリントアウトしたものを切り抜いて貼っていたのです。
なんだ~プロじゃん!
そしてまじめな人だな~
そして、一緒に仲良く通っている女性はなんと彼女の母親でした!親子で簿記!
後半になると受講生減る
夕方18:30より授業開始ですが・・
受講生少ないです!
圧倒的に少ない!
遅れてくるのかな?
遅れてきた人も数名いましたが・・
先生が「だんだん減ってきましたね、難しくなってわからなくなって来なくなる人が例年、いるんですよ。」
って、ん~~~暑さのせいではないですか?
いや、会場はエアコンが効いて寒いくらいです。
でもある週より、急に減ってきてます。
9/15週目は「商品有高帳」に入ったところでした。
商品有高帳
私もこの「商品有高帳」は最初は何のことやら???どうやって解答するのやら???でした。
商品有高帳は「先入れ先出し法」と「移動平均法」があります。
先生は「移動平均法」のほうがカンタンです、テストにはどちらが出るかわかりません。
と、おっしゃってます。
一応、先生はどちらも説明されましたがこれは家でやらないと、そして実際に問題を解いてみないとたぶん、理解できないと思います。
やってみたら・・意外にカンタンでした。
ただ仕入帳から記載するだけです。
「先入れ先出し法」のときはカギカッコ{を忘れてはいけません。
そして私は、最初、仕入れ値と売価をごっちゃに記入してしまい「わけわからん」ってなってましたので要注意!です。

いや、そんなのごっちゃにする人いないでしょ(苦笑)
この「商品有高帳」は試験に出る確率大!です。
商品有高帳で出席者が減る?
もしかしたらそんなことはあるかもしれません。
それまでの授業は「仕訳」が主でしたがここから突然「表」が出てくる、ちょっと考えないといけなくなる、理解してないと「ムリ~」ってなるという流れでしょうか?
でも、それはふくしままさゆき先生がYouTubeで言われているように「仕訳が完璧にできていない」からだと思うのですよ。
仕訳、だいたいわかる、右と左に分けて書けばいいんでしょ、増えれば定位置、減ればポジション反対に移る、できてる、ような気がする、でスルーすると私みたいに「表なんか難しくて解けません」ってなるんだと思います。
仕訳に始まり仕訳に終わる
もし、もう簿記3級やっぱり難しいからあきらめる、という人が講義に出なくなったならそれはとても残念だと思います。
もしかしたら講義が無料だからやめても損はないと思ってるのかもしれません。
でも、最初になぜ簿記を勉強しようと思ったのか?
私みたいに特に目標があるわけでもなくただ資格に挑戦してみようかな?という軽い気持ちで始めても

始めたからにはちゃんと受かるまではやり抜きたい。
そんな気持ちになってきました。
最初にもらった計画表によると10/15週目は「伝票制度試算表」となっておりますが(制度ってなんなんだ?)これは先週までに終わりました。
講師の先生はここまでは急いで終わらせようとしているみたいですね。
ここからが本番、って感じです。
わかりますよ~
ここからが理解してないと解けない分野に入ります。
欠席者増えてきた
終盤になると欠席者が半分近くになってきます。
先生が言うには「辞退」の連絡がきた方もいらっしゃるとか・・振り落とされ?
それがどのくらいかはわかりませんが・・
どうしても都合で来られない方もいらっしゃるのかもしれませんが後半以降の講義で休むとマズいです!
なぜなら未経験で老齢の私が己のデメリットを自覚して予習復習を毎日欠かさずやってきて「仕訳は何とかなるかも?」→「問2と問3は計算問題、表完成等、理解しないと解けない」→「独学ではちょっと厳しい」へ。
なので、今までは多少休んでも(実際私も1.5回休んだ)後半から休んではマズいです!

今日、休んでる人はその覚悟ありか?
休んでいる人はそれをわかって休んだ人、と、もうあきらめた人なんです。
ただ、少なくはなったものの残り半分で出席してる人は最後までいくと思います。
ここからが肝心要とわかっている人たちだからです。
講師からのアドバイス
- 仕訳問題を一題1分で解いて15分
- 次に精算表を解いて30分
- 最後に余裕があれば問2を解く
- 簿記3級はすべてが仕訳
講義を受けての感想
先生は70歳くらいで自分よりは年上、だったので安心感はありました。
ただ、授業のほとんどは「ただ教科書を読むだけ」だったのでわざわざ受けなくともよかったとも思います。
もしかして有料の講座だとまた、違うかもしれません。
お金を払ってる分、堂々と質問もできたでしょう。
ただ、やはり、本人に学びたい、合格したいという気持ちがなければ有料も無料もそして独学もいづれも敗北に終わるでしょう。
私も講義以上の時間を使って家で勉強をしたから後半に連れ、先生の授業の内容を理解することができるようになりました。
そして何と言っても自分以外に学ぶ人がいるから、励みにもなったと思うし、とりわけ自分は高齢だからこそ「負けられない」という気持ちが強く出てきました。
現に未経験で高齢の私一人だけが講義が終わるまでにぎりぎり簿記3級に受かることができました。