60歳から簿記3級に挑戦して3ヵ月で合格した話

「60歳を過ぎてから何か資格(簿記3級)に挑戦してみたいけれど、今さら勉強なんて…」そんなふうに思っていませんか?
この記事が「60代でも簿記3級取れる?」「今からでもやれる?」「若い人に混じって?」と不安な方の参考になれば嬉しいです。
実は、私も60歳からの挑戦でしたが、3ヶ月の勉強で合格できました!
今回は、私がどんなふうに勉強を進めたのか、使った教材等も含めて詳しくご紹介します。
なぜ60歳から簿記3級に挑戦?
きっかけ
最初はただ「何か新しいことに挑戦したい」という気持ちが起ったことでしたが、一番大きかったのは「家計をきちんと管理したい」と思ったからです。
もともと家計簿をつけたり、お金の管理には興味がありました。でも「本当にこれでいいの?」と感じることも…。
そんな時に見つけたのが「簿記3級」という資格。きちんとお金の流れを理解するための基礎が学べると知って、「私でもできるかも」と思ったんです。
年金生活も見えてきた中で、「お金の流れ」を知っておきたかった。
実際、簿記を学んでからは、家計簿の見方も変わり、「お金の使い方」に対する意識がしっかり持てるようになりました。
とはいえ、60歳からの勉強は簡単ではありませんでした。でも最初の一歩を踏み出すと、だんだん面白くなってきたんです。
特に「借方・貸方」などの言葉も、最初はチンプンカンプン。でも問題が解けるようになると達成感もありました。
簿記ってどんなイメージ?
正直、簿記って聞くと、私の中では「役場の机で黒い腕カバーをしたおじさんがソロバンをぱちぱち…」そんな昔ながらのイメージしかありませんでした(笑)。
でも実際に勉強を始めてみると 「あれ?簿記って今の時代こそ必要な知識じゃない?」 と驚きの発見がありました。
たとえば小切手なんて、もう使わない時代。でもお金の流れはどんどん複雑になってる。
今はどんな仕事でもパソコンは必須、そしてお金のやりとりもクレジットカードや電子マネー、電子記録債権なんて言葉まで出てきます。
そういう「今どきのお金の動き」を理解するためにも、簿記ってすごく役立つと感じました。
私も「できるかな…」と不安でしたが、今は本当にやってよかったと思っています。
思わぬ副産物 息子も簿記合格
そして、思わぬ嬉しい出来事もありました。
ずっと家でぶらぶら過ごしていた息子が、私の勉強する姿を見て、なんと自分も簿記を勉強し始めたんです。
しかも、彼は2ヶ月の独学で私より高得点で合格してしまいました!(若さってすごい…笑)
この話はまた別の記事で詳しく書こうと思いますが、「簿記に挑戦したことで、自分も家族も変わった」 というのは本当に大きな収穫でした。
60代でも続けられた!勉強を続けるコツ
私は特別な経理経験もなく、完全に初心者からのスタートでした。
- 毎日30分だけと決めた(無理しない)
- 疲れた日はYouTubeで簿記の解説動画を見るだけの日もOKにした
- 勉強した内容をノートに簡単にまとめて復習しやすくした
- よく間違うところを言葉にしてみた
- わからないままだったけどあえて問題集に挑戦してみた
反対に「今日は疲れたから10分だけテキストを読む」など、自分を追い込まない工夫が大事でした。
特に表作成の勉強に入ってからは「もうわからない~」「やめてしまいたい~」と部屋の中で一人で叫んだりしたこともありました(コワすぎ)
60歳から簿記3級に挑戦するのは勇気がいることですが、正しいテキストと無理のないペースを意識すれば、誰でも合格できます。
勉強時間は毎日1~2時間、3か月間で合格できました。
無料で学べる場もあります。
ちなみに、私が勉強を始めたきっかけの一つに、地域の公民館で行われていた無料の簿記講座もありました。
これもすごく役立ったので、その内容や感想も次回の記事で詳しくご紹介しますね。
どうやって合格したか・勉強法とスケジュール
1か月目:基本の勉強法(例:テキストで主に仕訳用語を覚える)
2か月目:問題演習(例:過去問、模試)
3か月目:ひたすら模試&苦手克服
どうしても暗記が大変だったので、最初の仕訳用語は簿記アプリを毎日少しづつ使いました。
例えば私が使ったこのテキストでは専用のアプリをダウンロードできます。
このアプリでは仕訳を中心とした簿記3級の基礎の問題をテンポよく体験できます。
私も前半は毎晩これを少しづつやっていきました。
そして・・

財務諸表は最後まで肌身離さず!です。
シニアの悩みに答えるQ&A
Q. 覚えられるか不安です。
A. 正直、私も最初はとても不安でした。でも「今日は10分だけ」とか「わからなくても読み流す日もOK」と自分に優しくしながら続けました。意外と何度も見ているうちに、少しずつ頭に入ってきます。無理せずコツコツ続ければ大丈夫です!
Q. 若い人ばかりの中で受けるのが怖いです。
A. 実際に公民館での講座や試験会場に行ってみたら、確かに若い人も多かったですが、年配の方もちらほらいらっしゃいました。それに試験中などはみんな黙々と問題を解いているので、周りを気にする暇もないくらい集中できます。
また、若い人の中で勉強するのはむしろ誇りに思いました。
Q. 本当に独学で受かるの?
A. 私もまったくの初心者から独学でしたが、やり方さえ間違えなければ独学でも十分合格できます。最近はわかりやすいテキストや動画もたくさんあるので、それらをうまく使えば大丈夫。実際、私は市販のテキストとYouTubeだけで合格しました。特にYouTubeは多種多様、子どもに教えるようにていねいに説明してくれるものもありました。
Q. 合格までにかかった費用は?
A.講座で購入したテキスト1320円と問題集1700円、ネットでの受験料3300円
カラー図解やキャラクターで文字も大きくいかにも詰込みではなくて楽しいイメージを持ちました。
講座の先生も「昔と違って楽しく勉強できます」と絶賛でした。
こちらは模擬試験、筆記用とネット試験用が全部で22回分も入っています。
もちろん、私はぜんぶやりました。
あなたも大丈夫!
もしあなたが、「今から簿記なんて無理…」と思っているなら、私の体験が、少しでも背中を押せたら嬉しいです。
60歳の私でも3か月で合格できました。最初の一歩を踏み出すのが一番大変でしたが、やってよかったと心から思っています。

ぜひあなたも挑戦してみてください。
もし「今さら勉強なんて」と迷っている方がいたら、ぜひ、踏み出してみてください。
数独も脳トレになると思いますが目標持っての簿記の資格なら日常生活にも生かせます。
年齢は関係ありません。やってみたら世界が変わるかもしれません。
私がやった方法もありますがオンラインで先生に教わりたい方は様々な資格学習が1078円でウケホーダイ!【オンスク.JP】のような講座もあるので紹介しておきます。

次回は、実際に私が使った教材や勉強法や公民館で受けた講義についてさらに詳しくお話ししますので、興味がある方はそちらもご覧ください。
