G-6RJ0BNSM0N あじさいを描いてみました
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イラスト

紫陽花の花を描いた変遷

あじさいサムネイル
藍色

毎年描き続けるアジサイ〜見たまま描くから印象的に描くまでの変化

アジサイは本当に絵になる花だと思います。だからこそ、だいたい毎年描いてきました。季節が巡ってくると、また今年もアジサイを描きたくなる。そんな魅力的な花です。

今回は、これまで描いてきたアジサイの水彩画を振り返りながら、自分の描き方がどう変わってきたかをお話ししたいと思います。

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昔の絵は…ちょっと恥ずかしいけれど

まずは最初の頃の作品から。絵を描く人なら誰でもそうだと思うのですが、昔の絵って正直ちょっと恥ずかしかったりしますよね。
もちろん、そんな絵もアップしますが…

あじさい1
白いあじさい1

最初のころは、初心者によくありがちなそのままを見て描くということをしていました。
目の前にあるアジサイを忠実に再現しようと、一つ一つの小さな花を丁寧に描いたり、実際に見える色をそのまま使おうとしたり

それはそれで観察力を養う大切な過程だったと思うのですが、今振り返ると、なんだか窮屈な絵だったなあと感じます。

あじさい2
なかなかいい色出てきたけどあじさいが主役じゃない

印象的に描くということ

そして最近の作品がこちらです。

そもそもアジサイにさえ見えない

描き方が変わったのは、「印象的に描く」ということを意識するようになったからです。アジサイの「らしさ」や「美しさ」を表現したいと思うようになりました。

特に大きな発見だったのは、水彩画の特徴を生かすことと、自分の好きな色がわかってきたことです。

水彩画とアジサイの相性の良さ

アジサイの色はいろんな色があるのが特徴ですよね。紫、青、ピンク、白…そして土壌によって微妙に変わる色合い。一つの花房の中でも濃淡があったり、グラデーションがあったり。

油絵で描くより水彩画で描くほうが、みずみずしくて透き通った感じがしてよいと思います。水彩画の透明感のある絵の具の特性が、アジサイの花びらの薄さや繊細さにぴったり合うんです。

特に朝露に濡れたアジサイや雨上がりのみずみずしさは、水彩画でこそ表現できる美しさだと感じています。色が紙の上で自然に混ざり合う水彩画の特徴が、アジサイの微妙な色の変化を表現するのにとても適しているんですね。

あじさいアップ
あじさい中心になってきたころ

青系中心の私らしい色使い

私の絵は青系が多いです。青を中心にして、他の色もたくさん混ぜる感じで描いています。

青を基調にしながらも、紫や緑、時には少しピンクや黄色なども加えて、複雑で深みのある色合いを作り出すようになりました。水彩画なら、青を置いてから他の色を重ねたり隣に置いたりすると、予想以上に豊かな表情が生まれます。

あじさい3
あじさい3

これが今の私らしいアジサイの描き方になっているのかもしれません。

描き続けることで見えてくるもの

同じモチーフを毎年描き続けることで、技術的な成長だけでなく、見る目や表現したいものも変わってきました。

最初は「アジサイを正確に描きたい」だったのが、今は「アジサイの美しさや印象を表現したい」に変わっています。そして水彩画という画材の特徴を理解し、自分なりの色の好みも見つけることができました。

きっと来年もまた、アジサイを描くと思います。そのときはまた違った表現ができているかもしれません。

描き続けることの楽しさは、こうした変化を自分で感じられることかもしれませんね。

絵のアドバイスが欲しい方へ

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ABOUT ME
藍色
藍色
多趣味な在宅ブロガー
掃除は大好きだけど料理はやらない専業主婦。絵描き、草木染、韓国語、節約が趣味。ミニマリストと思っていたが引っ越しのときに意外に荷物が多くてびっくり主婦!草木染めをやっていてIndigo Blueが大好き、なのにブログのディフォルトで入っていたサーモンピンクが気に入ってしまった。
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